品の良い苦味と芳醇なコクが贅沢なひとときを演出
■インドネシア共和国
インドネシア共和国は東南アジアの南/日本の真下に位置し、バリ島・ジャ
ワ島・スマトラ島など広範囲に浮かぶ大小の島々からなる多民族国家です。
人口の76.5%を占めるイスラム教ムスリムの女性はヒジャブという上品なス
カーフを頭に着用しています。ヒンドゥー教の遺跡である「プランバナン寺
院群」や仏教の遺跡である「ボロブドゥール寺院」はユネスコの世界遺産と
なっています。
多民族国家の為信仰は自由とされていますが、無神論に限っては違法で
あり、公言すると逮捕される可能性もあるそうです。
神々を大切にし、神々と共存する国民性です。
基本的には農業が盛んで、稲作、色とりどりの野菜やフルーツ、様々な
香辛料も育てています。
親日の国であり、日本文化がブームになっています。
■熱帯雨林の“黄金の島”スマトラ
マンデリン・セブンステラの産地スマトラ島は、古代サンスクリット語で
“黄金の島”を意味します。
米を主食とする為、棚田で金色に色づく稲穂の原風景が美しく、金など様々
な鉱業資源にも恵まれているためその名が付いたのかもしれません。
スマトラ島はユネスコの世界遺産である「スマトラの熱帯雨林遺産」を有
し、絶滅危機に瀕するオラン・ウータンやスマトラ・タイガーが生息してい
ます。豊富な石油資源を求めて日本が1942年に占領したこともあります。
そんなスマトラ島の北側には、2010年10月に噴火したムラピ山や200万
年前に地球最大の噴火が起こってできたトバ・カルデラ湖があります。
セブンステラは生命の源、ミネラル豊富な火山土壌で生産されています。
■マンデリン族の希望の星
スマトラ島のマンデリン族が、病害に弱く全滅しかけたコーヒーの木の中、
辛うじて耐えたアラビカ種の木を希望の元として栽培を行ってきたものです。
その生産量は少ないものの、その品質や希少価値が世界中で認められ、高
級銘柄の一つとなっています。
7つの村の希望の星、セブンステラ(恒星)です。
トバ・カルデラ湖周辺のミネラル豊富な火山土壌であるため、実質上
の有機栽培を行っているほか、指定農家が全て手作業で、完熟豆を手摘み
・乾燥・欠点豆の除去を行うなど、丹念に厳選を重ねられた上質な豆です。
■味の特徴
・草原を思わす奥深い豊かな香り
・品の良い苦味と芳醇なコク
・雪どけ水のようなさらりとした酸味
・重めの後味が長く続く
・こってりとした食事の後にも